詩人高村純の日記です


by jtakamura95jp

トンカツ理論。

昔知った言葉で、こりゃ良いなぁという言葉がある。

「人生、食べたいときにトンカツが食べられればそれで良い」

これはなかなか良い言葉だと思う。

犯罪を犯す人の傾向に、「ここで一発…」という感情がある。
ここで一発何か大きいことをしたい、社会的に認められたい。。。
小さなものだと掲示板を荒らす人々だろうし、大きくなると犯罪となる。

注目されたい、自分のことを注目してほしい、
そんな考えは面倒この上ないものの上に成り立っているのだけど、
それを考えないで、注目されたい、という感情が先に立つ人がいる。

有名になるということは、フルコースを手順どおりに食べるということであり、
茶会で作法どおりに行儀振る舞いをする、ということである。
立ち食い蕎麦などもってのほか。そういうものである。

有名になれば、そういう場に行く機会が増える。
そしてみんな、自分の方を向いている。
そんな中で、もっとも難解な魚料理を綺麗に食べる、これが有名ということだ。
京都の高級な料理店で、綺麗に汁物を食べる、そういうことだ。
それは、政治家でも、会社社長でも、芸人でも、変わらない。
そういう所で、きちんとした振る舞いができないと、
馬鹿にされる、などというものでは済まない。
そういう、細々したことの努力もしないで、構ってほしい、
これは残念ながら話にならない。注目されない以上にたいへんなことなのだ。

そこで、トンカツである。
私は有名になりたいとは思わない。詩は多くの人に読んでほしいけど、
それでどうなろう、とは思ってはいない。

今食べたい時にトンカツが食べられる。もちろん、寿司もステーキも食べられるけど、
高級なものに努力したのは昔の話で、
今はたまに新入社員や学生の人を連れて行って、
「誰も教えてくれない、恥をかかないフランス料理講座」をする程度である。

普段元気のない時は、トンカツだ
誰にも注目されず、誰にもとがめられず食べる
ソースたっぷりのトンカツは最高だ(笑)

地位も名誉も特にないから、心配することもない。
自由にトンカツが食べられて、自由に詩が書ける今が、
一番贅沢な生活をしているように思う。


いや。。。一つだけ目標がある。
「高村純」が園遊会に出る、これが私の人生の目標だ。
だから、やっぱり行儀作法の練習はしているのだけど(笑)
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by jtakamura95jp | 2005-11-12 19:13 | 随想