詩人高村純の日記です


by jtakamura95jp

ありもしない金。


ひさびさに笑ってしまった。
東証のみずほ証券の株事件である。
61万円で1株売るところを、1円で61万株を売るとして誤発注した事件だが、
結局それを取り消せないというシステムの不具合が明らかになったところで、
もうお笑いである。

結果として、みずほ証券と東証と、システムを作った富士通が共同で、
ジェイコム株に対し「カラ売りを浴びせた」ということである。
この結果、ジェイコム株は暴落した。

ひさびさに、人の命に関わらない話であるのだから、大いに笑うところである。

ありもしない株が売買可能であることがまずお笑いであるし、
ありもしない株を売って損をしてしまったみずほ証券もお笑いである。
そして、ありもしない金で頭を下げた偉い人たちもお笑いだし、
目ざとくその、ありもしない株を買い占めた証券会社が出てきたのもこれまたお笑いである。

泣いたのは、適正に株を売れなかったジェイコムくらいであるが、
どこぞの手抜きマンションみたいに、即命に関わる話でもない。

本当に不思議な話だ。みずほ証券は、ありもしない損をしたのだ。
ただで金をバラ撒いたに等しい。しかも損失は300億である。
「俺にくれれば、もっと効果的に使ってやる」という、
3000万人くらいのツッコミを一斉に入れるところである。
当然私もその一人である。将来有望な詩人の生活を、何人も面倒見れるではないか。

無いもので泣いたり笑ったり。変てこな話だ。
私の豚の貯金箱に入っているゲンナマこそが最強である、と思う瞬間であった。
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by jtakamura95jp | 2005-12-13 05:06 | 随想