詩人高村純の日記です


by jtakamura95jp

ラブレター

よく、文章はどう書いたら良いか聞かれる。
先日は若者にラブレターの書き方を伝授した。
メールではなく、レターである。いつの時代でも、手紙は最強であると思う。

ラブレターでよく失敗するのは、やたら「好き好き」書いていたり、
どこぞの歌詞で聞いたようなフレーズを使うことである。
こうなると相手に思いを伝えると言うよりも、ただの自己陶酔であり、
何も伝わらない。
むしろ薄気味悪くさえ思われてしまう。
漢字でも間違おうものなら、相手の印象には残る他は何も無い。

ラブレターにはコツがある。
コツと言っても、手先口先の技術のことではない。
相手の心に入り込むような文章の書き方がある。

私の場合はそのほかに、
「詩人のラブレター」であるプライドが加わるから、
詩を書くように真剣に書く。

だから「ここで一発決めよう」と思う以外には、ラブレターは使わない。
いや、むしろ使えない。

かの若者はどうするだろう。
今は使わないかもしれないが、きっと私の言葉を思い出してラブレターを出すだろう。
その時は、彼の結婚する時だ。
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by jtakamura95jp | 2006-01-07 07:37 | 詩の話